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り:前回の続き、売上原価の算定の話だよ。今回は数値例で確認しよう。例9−1を見てごらん。例9−1は売上原価算定の問題だよ。条件として、期首商品棚卸高は400円、当期の仕入高は1,000円、期末商品棚卸高は500円で、売上原価は仕入勘定で算定することってあるね。仕入勘定で算定するっていうのは、さっきみた方法で算定するってことだよ。別の方法もあるんだけど、それはこのあと説明するからね。

ケ:うん。ってことはシークリ、クリシーだよね。

り:そうだね。じゃーケロちゃん仕訳してみて。

ケ:まずシークリだから、借方、仕入、貸方、繰越商品だよね。そして金額は期首商品棚卸高の400円でいいんだっけ?

り:そうそう。続きは?

ケ:えっと、クリシーだから、借方、繰越商品、貸方、仕入で、金額は期末商品棚卸高の500円だね。

り:正解。じゃーこの仕訳をきることで、繰越商品勘定と仕入勘定の数値がどのように変化しているのか、解説をみていこう。まずは①の所。これは決算整理前の数値なんだ。繰越商品勘定は400円でこれは期首商品棚卸高の金額になってるんだ。そして仕入勘定は1,000円で、これは当期の仕入高だね。

ケ:うん。ここまでは大丈夫。

り:これにシークリの仕訳を加味すると②になるんだ。繰越商品の金額を仕入に振替えるから、結果として、繰越商品勘定はゼロ、仕入勘定は当期仕入高に期首商品棚卸高をプラスした1,400円になってるね。

ケ:ほんとだ。

り:最後にクリシーの仕訳を加味すると③になるよ。ここでは、期末商品棚卸高、つまり当期売れ残った在庫の原価を仕入勘定から繰越商品勘定に振替えているんだったよね。だから結果として繰越商品勘定が500円、仕入勘定が900円になるんだけど、繰越商品勘定の500円っていうのは期末商品棚卸高、つまり期末に残ってる商品在庫の金額を示しているんだね。そして仕入勘定の900円は、当期の売上げに対応する原価、つまり売上原価の金額になってるんだ。

ケ:おお〜、数値でみていくとわかりやすいね。

り:そうだね。最初は細かく数値を確認して追っていくとイメージしやすいから、めんどくさがらずに考えるんだよ。慣れてくれば頭のなかですぐイメージできるようになるからね。

ケ:はーい。

り:それじゃ今回はここまで。次回もがんばろうね。