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2.商品購入時(前回の続き)

り:例3-2は、「商品を100で円仕入れ、代金は掛けとした。なお、仕入れにかかった運送料10円を現金で支払った。」という問題だね。運送料の部分を除いた仕訳は前回勉強したから大丈夫だよね。

ケ:うん。

り:じゃあ、運送料が追加されたことで、どう仕訳が変わるのかっていう視点で確認していこう。まず、運送料は現金で支払ったんだから、貸方「現金10円」っていうのは大丈夫だよね。

ケ:うん。

り:この部分はどのパターンでも同じだからね。じゃあ、左側の「当店負担」のパターンをみていこう。残っているのは借方側の10円なんだけど、当店が仕入諸掛りを負担する場合には、仕入諸掛りの金額を『仕入』の金額に含めて処理するんだったよね。だから、借方「仕入110円」となるんだ。

ケ:ホントだ!『仕入』という勘定科目は同じでも、金額が変わるんだね。

り:そう。問題では、このパターンで処理することが多いからしっかり覚えておいてね。

ケ:は~い。

り:じゃあ次は、右側の「先方負担」のパターンをみてね。仕訳が2つあるけど、まずは上からみていくよ。こっちは『立替金』で処理するパターンだね。先方が負担すべきものであっても支払っているのは当店で、お店の現金が実際に減少しているんだから、貸方「現金10円」になるっていう所は、さっきやった当店負担の場合と同じだよ。

ケ:さっきも言ってたね。どのパターンでも、実際に支払ったのは自分なんだから、現金が減っているという事実を認識しないといけないってことだよね。

り:そうなんだ。そして、今回は『立替金』っていう資産の勘定科目で処理するパターンだから、借方「立替金10円」と記入するんだ。次に、下の仕訳だけど、こっちは買掛金の減額として処理する場合なんだ。こっちの仕訳だと、買掛金の金額はいくらになってるかな?

ケ:100円仕入れたはずなのに、買掛金の金額が90円になってるよ。

り:そう。本来であれば100円の商品を仕入れているんだから、「買掛金100円」となるハズなんだけど、今回は先方が支払うべき運送料10円を当店が支払っているから、お互いに債権と債務を相殺して、純額で処理しようというものなんだ。100円払って、10円返してもらうんじゃなくて、初めから90円支払うっていうイメージだよ。

ケ:なるほどね〜。たしかに、トータルで考えればどちらも結果は同じになるね。

り:そうだね。当店負担の場合と先方負担の場合で、全部で3パターンの処理があるんだけど、一番問題として出題されるのは「当店が負担するパターン」なんだ。だから、問題文に特に指示がない場合には、『仕入』勘定に含めて処理するんだって覚えておいてね。

ケ:は〜い。

り:じゃあ、今回はここまで。次回は商品返品時の処理についてみていくよ。

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