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2.売上原価勘定を用いる方法

り:今回は、売上原価勘定を用いる方法ってことみていくよ。前回までにみたように、普通、売上原価の算定は仕入勘定を使ってやるんだけど、売上原価勘定っていう勘定を別に設けて算定する場合もあるんだ。

ケ:売上原価勘定?

り:そう。ただやってる内容は、仕入勘定でやったことと変わらないから、例9−2を使って数値を確認していこう。

ケ:はーい。

り:数値例は、例9−1と同じだよ。ただ問題文の最後、売上原価は売上原価勘定で算定するって所が違うんだ。先に仕訳の形を確認しよう。借方、売上原価400円、貸方、繰越商品400円。借方、売上原価1,000円、貸方、仕入1,000円。借方、繰越商品500円、貸方、売上原価500円。

ケ:なんか仕訳がさっきより多いね。

り:そうだね。ただやってることは、実は仕入勘定で算定したときと同じ内容なんだ。

次のページにある解説をみてごらん。まず①の決算整理前の残高は例9−1と同じだからいいよね。

ケ:うん。

り:そして、②の部分がさっきみた仕訳の1行目、2行目を加味した状態なんだ。何をやってるかっていうと、当期取り扱った商品の原価を売上原価勘定に集めてるだけなんだ。仕訳をもう一度確認するけど、借方、売上原価400円、貸方、繰越商品400円と、借方、売上原価1,000円、貸方、仕入1,000円だったよね。

ケ:そうだね。

り:この仕訳を行うと、繰越商品勘定と仕入勘定の残高が売上原価勘定に集計されているよね。

ケ:ほんとだ。例9−1で仕入勘定に集めたのと同じように、売上原価勘定に集めてるだけなんだね。

り:その通り。そして③で期末商品棚卸高を売上原価勘定から繰越商品勘定に振替えてるだけだよ。

ケ:ほんとだ。仕入勘定と売上原価勘定っていう違いはあるけど、数値的にはどちらも同じになるんだね。

り:そう。だから普通の処理がきちんとわかっていれば、こっちの売上原価勘定で算定する方法もできるはずだから、まずは普通の方法をしっかり復習するように。

ケ:わかりました。

り:それじゃ今回はここまで。次回も頑張ろうね。