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り:今回から第5章の貸付金と借入金の処理をみていくよ。
ケ:はーい。お金を貸したり借りたりしたときの処理を勉強するんだね。
り:うん、その通り。じゃあ、さっそく第1節からみていこう。
第1節 貸付金・借入金
り:「1.取引の流れ」は復習のときに使ってね。今回勉強する内容を効率よく確認できるよ。それじゃ、2に進もう。
2.貸付時・借入時
り:貸付時・借入時の処理を確認するよ。突然だけど、ケロちゃんはお金を貸したことはあるかな?
ケ:ううん、ないよ。オイラは借りる方が得意だから。
り:得意って・・・(笑) まー借りたことはあるってことだね。じゃあ、『借入金』からみていこうか。第1章のレクチャーでも出てきた話だけど、お金を借りたら後で返さないといけないよね。この“後で返さないといけない”っていう義務を、『借入金』という勘定科目で処理するんだよ。
ケ:お金を借りたら『借入金』。かんたんかんたん。
り:お、ケロちゃん今回は余裕みたいだね。じゃあ、この『借入金』は貸借対照表の3つの項目である資産・負債・純資産の内、どれに分類されるか分かるかな?
ケ:ん~・・・負債でしょ。
り:わ、正解!驚いたよ。ケロちゃん、しっかり復習してるんだね~。
ケ:まあねー。“後でお金を支払わなきゃいけないもの”っていうのが、負債の簡単なイメージだったよね。
り:その通り。バッチリだね。『借入金』が理解できちゃえば、『貸付金』も簡単だよ。それではケロちゃん、『貸付金』について説明をどうぞ(笑)
ケ:えっ、そうくる?(汗)ちょっと待って。考えてみるね。・・・えーっと、お金を貸したら後で返してもらうよね。この“後で返してもらう”っていう権利を、『貸付金』という勘定科目で処理するのかなぁ。
り:うんうん、続けて。
ケ:そして、“後でお金を受け取れるもの”っていうイメージだから、『貸付金』は貸借対照表の資産の項目に分類される…で、どうかな?
り:うーん・・・、パーフェクト!貸借対照表の各項目のイメージもつかめているみたいだね。第1章で勉強した「簿記の基礎」の内容はとても大事だから、時々戻って確認するといいよ。
ケ:はーい。
り:じゃあ、例5-1で仕訳を確認しよう。「鹿児島商店は、三重商店に対して現金500円を貸し付けた。」とあるね。貸付側の鹿児島商店は貸付金という資産が増えるわけだから、借方に「貸付金500円」。そして、借入側の三重商店は借入金という負債が増えるわけだから、貸方に「借入金500円」だね。
ケ:資産は増えたら借方に、負債は増えたら貸方に記入だもんね。
り:そう。それがわかっていれば簡単だね。それじゃ、今回はここまで。次回は利息の処理についてみていくよ。