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簿記の知識はサラリーマンの基本です

今回は社会人が簿記を学ぶメリットについて述べていきたいと思います。

以下ざっくりと3つメリットをあげていきますが、簿記を知っていると知らない人よりこんなに有利になりますよ!

会社全体の仕組みが分かるようになる

会社の経済活動は最終的に数値となって表れてきます。

すなわち会社のすべての経済活動は簿記を通して表現されることになります。

そして、この簿記で表現された経済活動をブレークダウン(つまり、個々の取引ごとに見ていく)とご自身が所属している部署やそれ以外の部署全体の役割が分かるようになります。

あとはそれを分析すれば、会社の経営状況がどうなのか、またご自身が所属している部署の全体から見た位置づけはどうなのかということが分かるようになります。

うまく利用できれば、会社やご自身の部署の業績を改善する糸口を発見できる場合もあります。

コスト感覚が身に付く

サラリーマンの立場で働いているとコスト感覚が乏しくなってしまいます。

例えば、ご自身の給料を考えて下さい。

雇用されている立場から考えると、毎月貰える固定給ですよね。

では、例えばあなたが月額30万円の給料をもらっているとして、経営者はあなたになにを期待しているでしょうか?

一言でいうと、30万以上のお金を稼いでくること。

雇った以上の付加価値を求めてくるわけです。

これは一例ですが、経営者の立場ならすべての事象について投資額を上回る成果を求めます。

簿記はすべての経済活動のコストを可視化しますので、学習するとコスト感覚が身に付きます。

このコスト感覚を持ったうえでの行動と、なにもしらないで行われる行動とではどちらが経営者層のウケが良いかは明らかですよね。

仕事の範囲が広がる

簿記を学習すると取引会社の業績や経営状況もわかるようになります。

例えば、あなたが営業職だとして、取引相手の経営状況を知っていて、相手が求めている目標利益率を推測できたとしたら、交渉を優位に進められるかもしれません。

また、最近はどんな会社でも倒産の可能性がある時代になってしまいました。

東証一部の会社でさえ潰れる可能性があるのだから恐ろしい限りです。

だから、どんな会社でも「あの会社は大丈夫だろう…」と感覚を信じることは危険です。

簿記を学習して取引会社の業績や経営状況を数値として把握していれば、潰れそうな会社と取引をするリスクを回避できるかもしれません。

簿記の知識を生かして、不良債権になる可能性のある取引先を排除して、優良得意先を増やせば高く評価され、重要な仕事が多くなるかもしれませんね。

その結果として仕事の範囲が広がるかもしれません。

今日のまとめ

以上、サラリーマンには簿記の知識があった方が良いことを述べてきました。

といっても、簿記のあまり深い知識は必要ないと思います。

要は簿記を通して自社や他社を分析できる能力を身につければよいだけです。

まずは、日商簿記3級程度の知識で十分だと思います。

その上でもう少し分析の精度を良くしたければ、お好みで日商簿記2級程度の知識を身につければよいと思います。

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