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今回は無形固定資産について説明します。

1.無形固定資産って?

まず、固定資産というのは長期に保有する資産のことであり、3級を勉強された方であれば建物や車両なんかをイメージしますよね。

この建物や車両など、固定資産のうち形の有るものを有形固定資産といいます。

では逆に無形固定資産とは?

そうです。固定資産のうち形の無いものですね。

無形固定資産には、特許権や著作権など、法律上の権利として認められたものと、ブランド力や商品開発のノウハウなどの経済的な価値があります。このブランド力などの経済的な価値を“のれん”というので、この言葉もぜひ覚えておいてくださいね。

2.無形固定資産を取得した場合

無形固定資産を取得した場合には、取得原価で資産計上します。この場合に使用する勘定科目には、『特許権』や『営業権』、『ソフトウェア』など色々な勘定があります。試験では問題文から判断できることがほとんどなので、全ての無形固定資産の勘定科目を覚える必要はありません。

また、取得原価には付随費用も含まれるという点は、有形固定資産と同じです。

例)特許権を¥300,000で取得し、代金は登録料20,000とともに当座預金口座から支払った。

(特 許 権)  320,000 / (当座預金)  320,000

3.決算時の減価償却

有形固定資産と同じように、無形固定資産についても決算において減価償却を行います。

ただし、ここで注意すべき点があります。

無形固定資産の償却は有形固定資産の場合とは違い、償却方法は残存価額をゼロとし、定額法で償却を行います。そして、記帳方法は直接法を採用します。

これは無形固定資産の償却の特徴なので、絶対に覚えておいて下さい。

①償却方法は定額法

②残存価額はゼロ

③記帳方法は直接法

この3つですね。

そして、無形固定資産を償却するときの勘定科目(費用項目)は、『特許権償却』(費用)のように、無形固定資産の名称に“償却”という言葉を付けた勘定科目を使います。

また、償却期間は、法律上の権利については法律で期間が定められているのでこれを使用します。これに対し、経済的な価値であるのれんについては、取得後20年以内の期間で償却することとされています。

試験では、無形固定資産の償却期間が問題文で指示されるので、それに従って解答すれば大丈夫です。ですので、各無形固定資産の個々の償却期間を暗記する必要などはありません。

例)決算において、期首に¥320,000で取得した特許権の償却を行う。なお、償却期間は10年とすること。

(特許権償却)  32,000※ / (特 許 権)  32,000

※¥320,000×1年/10年=32,000