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2.仕入伝票

り:今回は仕入伝票をみていこう。

ケ:はーい。

り:仕入伝票は、仕入取引を記入するんだ。

ケ:うん。名前通り。もしかして、これも掛取引を仮定するの?

り:おっ、いい勘してるね。実は、仕入伝票も、いったん掛けで仕入れたと仮定して起票していくんだ。例10−7をみてごらん。商品500円を仕入れ、代金は約束手形を振り出して支払った、とあるね。ケロちゃん、まずは普通に仕訳してみようか。

ケ:商品500円を仕入れて、代金は約束手を振り出したんだから、借方、仕入500円、貸方、支払手形500円でしょ。

り:そうだね。じゃあ次は、この仕訳を掛け仕入れを仮定する仕訳と、掛け代金を決済する仕訳に分解してみよう。

ケ:はーい、まかせて。まず掛け仕入れを仮定する仕訳は、借方、仕入500円、貸方、買掛金500円だよね。

り:うんうん。

ケ:そして、掛け代金を決済する仕訳だけど、今回は約束手形を振り出しているんだから、借方、買掛金500円、貸方、支払手形500円。

り:正解。完璧だね。じゃーこの2つの仕訳を伝票に記入していくんだけど、仕入伝票への記入は大丈夫かな?

ケ:うん。売上伝票と同じように考えれば、仕入勘定の相手勘定を記入すればいいんだよね。つまり買掛金。そして金額は500円。

り:そう。この仕入伝票も記入する勘定科目は必ず買掛金となるからね。

ケ:売上伝票が必ず売掛金になるのと同じだね。

り:そう。残るは掛け代金を決済した部分だけど、ケロちゃん、この部分はどの伝票に記入すればいいかな?

ケ:え〜っと、この部分の仕訳に、現金勘定、売上勘定、仕入勘定は出てこないから、振替伝票に記入するんじゃないかな?

り:そう。振替伝票はどんな形式で記入するんだったっけ?

ケ:仕訳形式だよね。だから借方、買掛金500円、貸方、支払手形500円。

り:うん。この部分も大丈夫そうだね。これで第10章の内容はおしまいなんだけど、難しくなかったでしょ。

ケ:うん。掛取引を仮定する部分は慣れるまでちょっと悩みそうだけど、難しくはなかったよ。

り:伝票は記入の仕方さえ忘れなければ、そんなに難しい論点じゃないからね。問題集を使って今日やった記入方法を自分で確認しておくように。

ケ:はーい。

り:それじゃーまた次回のレッスンで。おつかれさま。

ケ:ありがとうございました。