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今回は、日商簿記検定3級と2級がそれぞれ対象としている会社についてお話します

個人商店はイメージがつきやすいと思いますが、株式会社のことはよくわかっていない方も多いのではないでしょうか。

3級は個人商店、2級は株式会社を対象としている

日商簿記3級では、個人商店、つまりお店の店主が資金を出資して自分のお店を経営するような場合が対象でしたが、日商簿記2級では株式会社が対象となります。

ズバリ、対象会社(個人商店か株式会社か)が違ったんですね。

個人商店と株式会社の違いは?

それではみなさん、個人商店と株式会社の違いはわかりますか?

例えば、株式会社は個人商店より規模が大きいとか、さまざまな種類の取引をやっているとか、いろいろな答えが出てくると思います。

ここではイメージしやすい規模に着目して考えてみましょう。

株式会社は株主から出資してもらうことで成り立っている

会社の規模を大きくするには、まず元手となる多額の資本(お金)が必要となりますよね。

しかし、個人商店のように、店主が自分のお金を出資して経営するような仕組みでは多額の資本を用意することは困難です。

そこで株式会社という仕組みを使います。

 

株式会社では株式というものを発行し、その株式を他の会社や個人など、多くの人に買ってもらうことで、元手となる多額の資金を集めることが可能となります。

会社が発行した株式を購入した人(出資者)のことを株主といいます。

株式会社の特徴は「所有と経営の分離」にあり

個人商店では出資者である店主がお店の経営を行います。

これを株式会社に置き換えて考えると、株式会社では出資者である株主が経営を行うのではないかと考えるところです。

 

しかし、株主は全国(場合によっては世界中)に何百人、何千人、何万人といますし、株主自身も会社経営を行う意思も能力も無いのが通常です。

そこで株式会社では、経営の専門家である経営者(取締役)を雇い、この取締役に代わりに経営を行ってもらいます。

このように、出資者と経営者が異なる状態のことを「所有と経営の分離」と言います。

 

株式会社では、この所有と経営の分離が生じるため、経営者が株主のお金を自分たちの都合のいいように使ってしまう恐れがあります。

財務諸表で株主に報告する

経営者自身のお金じゃないので好き勝手に使われると株主が困ってしまいますよね。

そこで株式会社では、一定の事項については経営者が取締役会で決定できるが、重要な事項については株主総会で株主の承認を受けることが必要とされています。

 

また、経営者には会社がどのくらい儲かったのか報告書をつくり、株主総会で株主に報告することも義務づけられています。

このときの報告書に含められるのが、みなさんが簿記で勉強している貸借対照表や損益計算書といった財務諸表なんですね。

この財務諸表を見て、株主は会社がどのように活動を行い、当期はどのような成績だったのかを知ることができるのです。

さいごに

今回は、日商簿記検定3級と2級が対象としている会社について、違いをお話しました。

これは試験に直接出るようなものではありませんが、簿記2級が対象としている株式会社がどんなものなのか、なんとなくで大丈夫なので是非イメージできるようにしておくと、簿記の勉強が(少しだけ)楽しくなるかもしれません。笑

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