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ドラマ『半沢直樹』にはまってしまったので、「引当金(ドラマ『半沢直樹』にでてきたので) 」という記事を昨日に書きました。
今日は公認会計士の立場から少し私の感想を書いてみますね。

まず、あるホテルが取引に失敗して多額の借金を負った話がでてきました。
100億の損失と言っていたので、おそらくデリバティブ取引でしょうか?
デリバティブ取引とは少額の掛け金でその何倍もの多額の取引ができるものです。

そして、その損失が元で当期純利益が2期連続赤字になるため銀行は貸していたお金を回収するかもしれない事態になりました。
よく会社が銀行からお金を借りた時に2期連続赤字ならお金を回収するよという条項が契約書にのっています。
これを財務制限条項といいます。

銀行はお金を貸しているので、貸借対照表の中に貸付金があります!!
200億の貸付金があるのですが、このホテルが倒産したら返してもらえません。
会計(簿記)の世界では、このように帰ってこないお金を資産として計上しておくことができません。

なので、ホテルが倒産するより前に倒産を見込んで資産を減額させます。
資産を減額させるために同時に損失を計上しなければなりません。
これを貸倒引当金繰入額といいます。

しかし、この費用を計上すると銀行も倒産の危機を迎えるので、なんとかホテルを立て直してきてという話です。

この話を会計的にちゃんと理解しようとしたら相当奥が深いですが、わずか1時間の中で解説した上で本当に面白かったです。

私も会計(簿記)をこんな風に伝えられたらどんなに楽しいだろうな…
また、小説読み直してみようかなと思う1日でした。