今回は、減価償却の記帳方法について説明するよ。

減価償却の記帳方法は2通り~直接法と間接法~

減価償却の記帳方法、つまり仕訳の方法には直接法と間接法があるよ。

減価償却の記帳方法①直接法

直接法は、借方に『減価償却費』(費用)を計上するとともに、同額だけ固定資産の帳簿価額を減額、すなわち貸方にその固定資産の勘定科目(例えば倉庫なら『建物』勘定)を記入する方法なんだ。

減価償却の記帳方法②間接法

間接法は、借方に『減価償却費』(費用)を計上するとともに、同額だけ貸方に『減価償却累計額』を計上する方法だよ。

直接法と間接法の仕訳を例題で確認

例題を用いてそれぞれの仕訳を確認してみよう!

 

例)決算において、建物にかかる減価償却費500円を計上した。

【直接法の仕訳】

(減価償却費)500/(建物)500

【間接法の仕訳】

(減価償却費)500/(建物減価償却累計額)500

 

直接法と間接法で貸方の勘定科目が違うことがわかるね。

でも、実は両者の仕訳は同じ結果を示しているんだ。

 

例えば、今回の例の建物の取得原価が5,000円で、認識済みの減価償却費は今回計上した500円だけだったとしよう。

そうすると貸借対照表の数値はどのようになるかな!?

まず直接法の場合、貸方に『建物』500円と仕訳しているから、貸借対照表の『建物』の金額は4,500円(=5,000円−500円)となっているはずだね。

これに対して間接法の場合、仕訳に『建物』勘定は出てこないから、『建物』勘定自体の金額は5,000円のままだよね。

これだと直接法と間接法で違う結果になってるじゃんって思うかもしれないけど、間接法の場合には、貸方に『建物減価償却累計額』と仕訳したよね。
実はこれ、資産の控除項目として扱われる項目なんだ。

つまり、貸借対照表上、『建物減価償却累計額』は『建物』から控除するってこと。

 

【貸借対照表】

建物5,000-建物減価償却累計額 500=4,500

このように間接法の場合は、『建物』勘定自体は変化しないんだけど、減価償却累計額を計上することで間接的に『建物』の金額を減額しているんだ。

ここまでくれば、直接法と間接法、どちらも同じ状態を示しているってことがわかるよね。ここはしっかりイメージできるようにしておいてね。

 

減価償却の問題を解くときは、直接法と間接法どちらで処理するのか注意だよ。

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