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みんな、こんにちは!りっすん先生だよ♪

今回は、当座借越について説明するよ。

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当座借越とは?

通常、当座預金口座の残高を超える金額の小切手を振り出すことはできないんだ。

例えば、口座残高が10万円なのに、15万円の小切手を振り出すなんてできるわけないよね。

口座残高がマイナスになっちゃうもん。

 

ただ、銀行と「当座借越契約」を結ぶと、一定の限度額の範囲でこれが可能になるんだ。

この当座預金の残高を超えた預金金額を引き出すこと、すなわち当座預金残高がマイナスの状態になることを「当座借越」といい、銀行から借金をしていることを意味するんだ。

当座借越の処理方法【一勘定制と二勘定制】

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当座借越の処理には、一勘定制と二勘定制という2つの方法があるんだ。

ちなみに読み方は「いちかんじょうせい」(一勘定制)と「にかんじょうせい」(二勘定制)だよ。

 

一勘定制は、当座預金の増減取引を『当座』という1つの勘定科目で処理する方法。

これに対して二勘定制は、当座預金の増減取引を『当座預金』と『当座借越』という2つの勘定科目で処理する方法。

 

両者の違いは勘定科目1つで処理するか2つで処理するかってとこだね。

一勘定制と二勘定制の仕訳を確認

例)支払手数料(費用)500円を、小切手を振り出して支払った。なお、当座預金口座の残高は300円であり、銀行とは当座借越契約(限度額500円)を結んでいる。

【一勘定制】

(支払手数料)500/(当  座) 500

【二勘定制】

(支払手数料)500/(当座預金)300
         /(当座借越)200

今回の例は、小切手を振り出すと当座預金口座がマイナス200円になっちゃう場合だね。

一勘定制の場合はとっても簡単。

単純に『当座』勘定を使うだけ。

これに対して二勘定制の場合は、預金残高がプラスの部分とマイナスの部分で使う勘定科目を変えるんだ。

まず小切手を振り出す段階で300円の残高があるからこのプラスの部分は『当座預金』勘定で処理するんだ。

そして残りの200円部分、つまりマイナスとなる部分は『当座借越』勘定で処理すればいいんだ。

ポイントはプラス残高とマイナス残高で使う勘定科目が変わるってとこだね。

 

例)前述の例の状態から、現金1,000円を当座預金口座に預け入れた。

【一勘定制】

(当  金)1,000/(現  金)1,000

【二勘定制】

(当座借越)200/(現  金)1,000
(当座預金)800/

これも同じように考えれば簡単だよね。

繰り返しになるけど、ポイントはプラス残高とマイナス残高で使う勘定科目が変わるってところ。

しっかり覚えておいてね。

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