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受取利息
受取利息とは、銀行等金融機関の預貯金や貸付金などで誰かにお金を預けた時に生じる利子や利息を管理するための勘定科目です。
仕訳としては次の2つを覚えておけば大丈夫です。
銀行預金の利息をもらった場合
・例1
銀行に預けている普通預金から利息が1,000円発生し、所得税等20%を控除され預金口座に振り込まれた。
(借)現金及び預金 800円/(貸)受取利息 800円
(借)仮払税金 200円/(貸)受取利息 200円
普通預金の利息には所得税等で20%の税金が控除されて銀行口座に入金されます。
つまり、普段私たちが通帳で見る利息の金額はすでに税金を控除した後の利息金額です。
貸付金の利息をもらった場合
・例2
取引先のA社より貸付金の利息50,000円が入金された。
(借)現金及び預金 50,000円/(貸)受取利息 50,000円
受取配当金
受取配当金とは、株式会社からの配当金や株式投資信託からの収益の分配金などを受け取った時に使用する勘定科目です。
仕訳としては次のものを覚えておけば大丈夫です。
期末配当金が支払われた場合
・例1
当社が受け取るA社の期末配当額は10,000円である。このうち所得税等で2,000円控除され、郵便局にて現金で受け取った。
(借)現金及び預金 8,000円/(貸)受取配当金 8,000円
(借)仮払税金 2,000円/(貸)受取配当金 2,000円
受取配当金の利息にも20%の税金がかかります。
受取手数料
受取手数料とは、取引の仲介などを行い、金銭を入手した時に使用する勘定科目です。
ただし、仲介することが会社の業務の一部である場合、受取手数料という勘定科目ではなく売上として処理します。
仕訳としては次のものを覚えておけば大丈夫です。
受取手数料が支払われた場合
・例1
A社の社長はB社に対してコンサルティングを行っている。このコンサルティングはA社の本業ではない。当期コンサルティング料として100,000円が銀行口座に振り込まれた。
(借)現金及び預金 100,000円/(貸)受取手数料100,000円
コンサルティングを会社の本業として行っていれば、受取手数料ではなく、売上として計上します。
実務では、売上として計上するか受取手数料として計上するかが難しい事例が多々あります。