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そもそも簿記とはなにか

普段日商対策Web予備校「最速簿記」と謳っていますが、そもそも「簿記」とはなにかについてこれまで触れてきませんでした。

超基本に戻る質問ですが、それでは簿記とは何でしょうか?

簿記とは、「帳簿記入」の略です。

会社や個人事業主などの経済活動(取引のことです)を、ルールに従って、会計帳簿に記録・計算していく手続きをいいます。

簿記には単式簿記と複式簿記がある

実は簿記には単式簿記複式簿記の2種類の方法があります。

では、以下で詳しく見ていきましょう。

単式簿記

単式簿記は取引の「結果」だけを把握する記帳方法です。

家庭で作成している家計簿を想像して頂けると分かりやすいと思います。

家計簿では現金がいくら入ってきていくらでていったという「結果」しか重視しませんよね?

同じように単式簿記では資金の収支だけを重視し、それが生じた「原因」は把握しません。

複式簿記

複式簿記とは、取引を「原因」と「結果」という2面性から把握する記帳方法です。

例えば土地を現金で購入したとすると、この取引は2つの取引に分けることができます。

①購入に伴う土地の増加(資産増加)②払出しによる現金の減少(資産減少)という2つの側面です。

この2つの取引はまさに「原因」と「結果」の関係にあるわけです。

つまり、土地を買った(原因)から、②現金が減少した(結果)という「原因」と「結果」を一本の仕訳に表すことができることになります。

つまり取引を「原因」と「結果」の勘定科目に記録していき、期末に勘定科目を集計すれば、財産の状況を確認でき、同時に、損益の状況も分かることになります。

取引の1つ1つをこのように「原因」と「結果」を表す勘定科目で記帳し、集計することにより単式簿記でも分かる残高の状況(結果)だけでなく、その残高を構成している取引の根拠(原因)まで分かります。

会社(個人事業者を含む)では複式簿記を採用している

では、会社(個人事業者を含む)では単式簿記と複式簿記のどちらが採用されているでしょうか?

題名にもしているので、答えが出てしまっていますが、会社(個人事業者を含む)では複式簿記を採用しています。

では、なぜ複式簿記を採用しているのでしょうか?

この答えはたくさんあります。

制度として定められているからという答えもできるのですが、元も子もない回答なのでさらに一歩踏み込んで考えてみましょう。

会社の存在目的は事業を継続していくことでしょう。

そのためにはお金が必要です。

単式簿記でもお金の収支は管理できるため、あえて複式簿記を採用する必要性はないように見えます。

でも、そのお金がどういった「原因」から生じたのかはとても大切です。

例えば、借入によりお金を借りたため増加したのか、売上が増加したのでお金が増加したのかで大きく違いますよね。

借入によりお金が増加した場合はいずれかえさなくてはならないので、単式簿記ではお金が増えたと喜べるかもしれませんが、結果的にはいずれ増減0になるわけで喜べる事象ではないです。

このように、会社が永続していくためには、単にお金の増減(結果)だけでなくその増減の内容(原因)も把握しておく必要があります。

そのために会社(個人事業者を含む)では複式簿記が採用されているのですね。