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みんな、こんにちは!
りっすん先生だよ♪

今回は、売上原価の計算について説明するよ。

商品を仕入れた場合、『仕入』勘定で処理するよね。
ではこの『仕入』の金額が当期の売上げに対応する原価(売上原価)となるのか?

もちろんそうなる場合もあるんだけど、通常、そうはならないんだ。

その原因は「期首の商品在庫」と「期末の商品在庫」の存在なんだ。
売上原価は、先に仕入れた商品から先に払い出すと仮定して計算されるんだけど、そう考えると、「期首の商品在庫」は当期一番に払い出されているはずだけど、この金額は『繰越商品』として繰り越されているから、当期の『仕入』勘定には含まれていないよね。
そして、「期末の商品在庫」の金額は当期の『仕入』に含まれているけど、まだ売れてないものだから売上原価には含めちゃだめだよね。

だから期末の決算整理手続きでこれらの部分を調整するんだ。
そしてこの調整の合言葉は「シークリ・クリシー」。
これは「仕入→繰越商品→繰越商品→仕入」の頭文字を繋げた言葉なんだ。

まず前半の「シークリ」の部分は下記の仕訳を示しているんだ。

(仕  入)××/(繰越商品)××

まずはこの仕訳で、期首の商品棚卸高(商品在庫)を『繰越商品』から『仕入』に振り替えるんだ。

そして後半の「クリシー」の部分は下記の仕訳を示しているんだ。

(繰越商品)××/(仕  入)××

この仕訳で、期末の商品棚卸高を『仕入』から『繰越商品』に振り替えるんだ。

これで『仕入』の金額を当期の売上原価の金額に修正することができるんだ。

結構簡単でしょ?
合言葉は「シークリ・クリシー」!
しっかり覚えておいてね!

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