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り:今回から第8章、その他の取引についてみていくよ。

ケ:「その他の取引」って、これまでと違ってザックリとしたタイトルだね。

り:そうだね。ここでは7章までで出てきていない取引の処理をまとめてみていくよ。取引の種類はたくさん出てくるけど、ひとつひとつの処理は難しくないからね。それじゃ、まずは第1節、手付金の処理から確認しよう。

第1節 手付金(内金)の処理

ケ:手付金て言葉はなんとなく聞いたことあるなぁ~。

り:そうかもしれないね。商品の売買契約において、商品の受渡しの前に代金の一部をやり取りすることがあるんだけど、ここでやり取りされる金銭のことを手付金、もしくは内金というよ。

ケ:買う側から考えると、代金を前払いしているってこと?

り:その通り。そして、売る側から考えると、代金を前受けしているってことだね。さっそく例8-1で仕訳を確認しよう。鳥取商店が北海道商店に商品1000円を注文して、手付金200円を現金で支払った、という事例だね。

ケ:鳥取商店が前払いした側で、北海道商店が前受けした側だね。

り:うん。仕訳をみてごらん。前払いした側は“前払金”、前受けした側は“前受金”ていう勘定科目を使って処理するよ。

ケ:前払いしたら前払金、前受けしたら前受金。そのまんまだね。

り:簡単でしょ?前払金は資産、前受金は負債の項目に分類されるから、それもあわせておさえておいてね。それから、手付金をやり取りした段階ではまだ商品の受け渡しは行われていないから、仕入や売上の勘定科目で処理しない点に注意してね。

ケ:はーい。仕入や売上で処理するのは、実際に商品の受け渡しをしたときってことだね。しっかりおぼえておくよ。

り:じゃあ、今の例を前提として、次の例8-2をみていくよ。鳥取商店は、注文していた商品1000円を北海道商店から受け取り、代金のうち事前に支払っていた手付金200円を差し引いた800円について小切手を振り出して支払った、とあるね。

ケ:商品を実際に受け渡しているから、この段階で仕入や売上の勘定科目を使って処理するんだよね。

り:その通り。そして、前払金や前受金は商品の代金に充当されるから、商品の受け渡しが行われたこの段階で取り崩す処理を行うよ。それじゃあケロちゃん、鳥取商店と北海道商店、それぞれの仕訳はどうなるかな?

ケ:まずは鳥取商店から。鳥取商店は商品1000円を買った側だから、借方は仕入1000円だね。そして、あらかじめ支払っていた前払金200円を取り崩して、代金の残り800円を小切手で支払っているから、貸方・前払金200円と当座預金800円だね。次に北海道商店。北海道商店は商品1000円を売った側だから、貸方は売上1000円だね。そして、あらかじめ受け取っていた前受金200円を取り崩して、代金の残り800円を小切手で受け取っているから、借方・前受金200円と現金200円だね。

り:うん、正解。小切手の支払側と受取側での勘定科目の違いも間違えずに答えられたね。手付金の処理はこれでおしまいだよ。それじゃ、今回のレッスンはここまで。次回もがんばろうね。

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