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第2節 商品の売上
り:今回から第2節に入るよ。第1節では商品の仕入に関する処理について勉強したけど、第2節では商品の売上に関する処理について勉強するからね。
ケ:よろしくお願いします!
り:「1.取引の流れ」については、いつも通り復習に使ってね。次のページから具体的な処理を確認していくよ。
2.商品売上時
り:前回までは売るための商品を購入する取引、つまり仕入についてみてきたけど、仕入れた商品を売ることを「売上げる」というんだ。そして、商品を売上げた場合、『売上』という勘定科目で処理するんだよ。『売上』は収益に属する項目だからね。
ケ:商品を売上げた場合には『売上』で処理だね。『売上』が収益の項目だっていうのはイメージ通りだな~。
り:『仕入』は費用、『売上』は収益っていうように、対照的に覚えておいてね。仕入れる場合と同じように、売上げる場合にも代金をその場でもらうんじゃなくて、後で受け取る場合があるよ。このように、代金を後払いとして商品を売上げることを「掛売上」というんだ。この場合には、代金を後で受け取る権利が生じるんだけど、この権利を『売掛金』という資産の勘定科目で処理するんだ。仕入の処理で勉強した『買掛金』と対比して覚えるといいよ。
ケ:え〜と、『買掛金』はあとで代金を支払う義務だったっけ?
り:そう!『買掛金』はあとで代金を支払う義務で、『売掛金』はあとで代金をもらえる権利。いったん整理してみよう。商品を掛けで売買した場合、販売側は後で代金をもらえるんだから『売掛金』という資産を認識するよね。逆に、仕入側は後で代金を支払わないといけないんだから『買掛金』という負債を認識するんだったよね。どう?『売掛金』と『買掛金』は権利と義務っていう表裏一体のものだってことがわかるかな。
ケ:お〜、ホントだ。じゃあ、『売掛金』が発生すれば『買掛金』も発生するし、『売掛金』が消滅したら『買掛金』も消滅するってことだよね。
り:その通り!例3-6で確認するよ。「商品を100円で売上げ、代金は掛けとした。」っていう問題だね。つまり、掛売上をしたわけだ。まず、商品を売上げてるんだから、収益を認識しないといけなかったよね。
ケ:うん。貸方「売上100円」だよね。
り:その通り。そして、代金は掛けとしてるんだから、借方「売掛金100円」だね。
ケ:うん。簡単簡単♪
り:お、余裕でてきたね〜。頼もしい限りだよ。よし、今回はここまで。次回は販売諸掛りの処理について勉強するよ。
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