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り:今回からは第3章、商品売買についてみていくよ。
ケ:よろしくお願いしまーす。
り:まずは第1節で商品の仕入について勉強しよう。
第1節 商品の仕入
り:「1.取引の流れ」はいつも通り復習のときに使ってね。じゃあ、次のページで商品購入時の処理をみていくよ。
2.商品購入時
り:商品を販売するためには、まず売る商品を購入する必要があるんだけど、売るための商品を購入することを「仕入れる」というんだ。そして、商品を仕入れた場合には、『仕入』っていう勘定科目を使って処理するんだ。この『仕入』勘定は費用に属する項目だよ。
ケ:えっ?『仕入』って費用なの?商品っていう資産が増加したんだから資産を増やす処理を行うんじゃないの?
り:いい質問だね。たしかに会社に商品っていう資産は増えたけど、商品を仕入れた場合、まずは費用として処理するんだ。そして、決算日に売れ残った在庫分を資産に振り替える処理を行うんだよ。この処理は、第9章で勉強するから詳しくはそのときにね。
ケ:まずは費用だね。わかった。
り:商品を仕入れたときには代金を支払わないといけないけど、代金を現金や小切手で支払った時の処理は、もう知ってるよね。
ケ:うん。貸方に、『現金』や『小切手』っていう勘定科目を記入するんだよね?
り:あれ?現金はそうだけど、小切手を振り出したときは『小切手』っていう勘定科目を使ってたっけ?
ケ:あっ、そうだ!小切手を振り出すと当座預金から引き落とされるから、『当座預金』勘定で処理するんだった。
り:そうだね。『小切手』っていう勘定科目はないから間違えないようにね。
ケ:は〜い。
り:こんな風に、代金を現金等ですぐに支払う場合の処理は大丈夫だと思うけど、実は商品を仕入れた場合には代金を後で支払うっていう場合もあるんだ。
ケ:代金を後払いするの?
り:そう。このように代金後払いで商品を仕入れることを「掛仕入(掛けで仕入れる)」というんだ。そして掛仕入をした場合、代金を後で支払わないといけないっていう義務が生じる、つまり負債を負うことになるんだけど、これは『買掛金』という勘定科目で処理するんだよ。
ケ:え〜っと、負債ってどんなものだったっけ?
り:後で現金を支払わないといけないものっていうイメージだったよね。代金を後払い、つまり現金を後で支払わないといけないんだから、負債に該当するよね。
ケ:うん。この掛仕入っていうのはよく使うの?
り:そうだね。これはすごくよく出てくるからしっかり覚えてね。じゃあ、例3-1をみてみよう。「商品を100円で仕入れ、代金は掛けとした。」っていう問題だね。「代金は掛けとした」っていうのが、掛仕入を示しているんだ。まず商品を仕入れたんだから、『仕入』っていう費用を認識しないといけなかったんだよね。
ケ:借方「仕入100円」だよね。
り:そう。そして相手勘定は代金の支払方法に従うことになるんだけど、今回は掛仕入だから、『買掛金』っていう勘定科目で処理するんだ。これが一番オーソドックスな形だから、しっかり慣れておいてね。
ケ:は〜い。
り:それじゃあ、今回はここまで。次回も商品を仕入れたときの処理について勉強するよ。
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