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第5節 小口現金

り:今回は第5節、小口現金についてみていくよ。

ケ:よろしくお願いします。

り:「1.取引の流れ」は、小口現金に関する取引の流れとそれぞれの段階での処理をまとめたものだよ。復習のときに利用してね。

ケ:は~い。

り:じゃあ、次のページから小口現金とは何か説明していくよ。

2.小口現金とは

り:ケロちゃん、会社のお金は普段誰が管理しているか知ってるかな?

ケ:経理の人じゃないの?

り:正解!会社では、通常、経理部などの会計係が帳簿作成やお金の管理をしているんだ。ただ、経理部以外の各部署でも、交通費や切手代など、細かい支払いが必要なこともあるよね。これに備えて、事前に各部署の小口係に少額の現金を前渡しすることがあるんだ。この前渡しした少額の現金のことを「小口現金」というんだ。

ケ:ん~、事前に渡す現金が小口現金ってこと?

り:そう。この小口現金は処理が特殊だから、どの段階でどういう処理を行うのかしっかり覚えてね。

3.小口現金設定時

り:まずは、会計係が小口係に小口現金を前渡したときの処理だよ。会計係が小口係に小口現金を前渡しした場合、手許にある現金と区別するために『小口現金』という勘定科目で処理するんだ。

ケ:んっ、どういうこと?

り:簡単に言えば、『現金』勘定から『小口現金』勘定に振り替える処理を行うんだ。例2-11をみてごらん。「会計係が小口係に小口現金の前渡分として、小切手500円を振り出した。」という問題だね。この場合、小切手を振り出しているんだから、まずは「貸方・当座預金500円」だよね。

ケ:これは勉強済みだよね!自分で振り出した小切手は『当座預金』で処理だったね。

り:そうだね。そして相手勘定だけど、ここで小口現金が出てくるんだ。つまり、小口現金を設定するってことは、小口現金っていう資産が増えることになるんだ。だから当然、「借方・小口現金500円」となるよね。

ケ:うん。設定時の処理は簡単だね。

4.小口係支払時

り:じゃあ次は、小口係が支払いを行ったときの処理だよ。各部署で何か経費の支払いを行ったときは、各部署の小口係が小口現金から支払いを行うんだ。この場合、どういう処理をすると思う?

ケ:小口現金が減るんだから、貸方に『小口現金』、そして相手勘定には費用の勘定科目が入るんじゃないの?

り:すごく理解できてる答えなんだけど、実は違うんだ。

ケ:えっ!自信あったのに・・・。

り:内容というよりは、処理を行うタイミングが違うんだ。ケロちゃん、仕訳って誰が行うんだったか覚えてる?

ケ:経理の人でしょ。

り:そう。じゃあ、その経理の人は、部署の違う小口係が小口現金を支払ったことをすぐに把握できると思う?

ケ:ん~、ちょっと難しいね。

り:そうだよね。だから、小口係が支払った段階では仕訳を行わないんだ。

ケ:じゃあ、いつやるの?

り:次のページの支払報告時ってところをみてごらん。

5.支払報告時

り:実は、この支払い報告時に仕訳を行うんだ。小口現金制度では、いま見てきたように事前に現金を前渡しするんだけど、一定期間ごとに、小口係が会計係にその期間に使った金額を報告するんだ。そして、報告を受けたときに会計係がまとめて仕訳を行うんだよ。

ケ:へ~。実際にお金を払った時点じゃなくて、報告した時点で仕訳を行うってなんか変だね。

り:そうだね(笑) でも、報告を受けた時にまとめて一気に仕訳できちゃうから、経理の人も楽だよね。

ケ:たしかに、毎回仕訳を行うよりは楽だね。

り:そして、この支払いの報告を受けたタイミングで、さっきケロちゃんが答えてくれた仕訳を行うんだ。例2-12をみてごらん。「会計係は小口係より、電気代200円、電話代100円を支払ったという報告を受けた。」っていう問題だね。これはつまり、全部で小口現金を300円使ったってことだよね。だから、仕訳としては「貸方・小口現金300円」、そして借方の費用項目は、「水道光熱費200円」、「通信費100円」って記入するんだ。電気代は『水道光熱費』、電話代は『通信費』っていう勘定科目を使うから覚えておいてね。

ケ:『水道光熱費』と『通信費』か。勘定科目がたくさん出てきて、覚えるのが大変だよ・・・。

り:う~ん、これはもう慣れだからね。別に用意した「勘定科目一覧表」を毎日見るようにするといいよ。

ケ:うん、わかった!

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