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売上=儲かっている会社ではない!!

例えば、家電製品を取り扱うお店でタイムセールを行って、いつもより多く製品が売れたとします。

より多くの製品が売れれば、売上高はどんどん大きくなっていき、会社の業績が良くなったように感じます。

しかし、実際本当に儲かっているかどうかはまた別の問題です。

では、本当に儲かっている会社とはどんな会社でしょうか?

簡単な話です。製品を売った「売上高」からそれにかかった「費用」を差し引いた時の金額が多い会社です。

難しい言い方をすると、商品を売って得た「収益」から収益を上げるためにかかったコストである「費用」を差引いた「利益」が多い会社が儲かっている会社です。

ではどうしたら、儲かっている会社を作ることができるか?

これも簡単です。利益率の高い商品を沢山売ることです。

例えば、①お店の数を増やして製品の売れる個数を増やし、物量作戦で売上を多くする。

または②製品自体の値段を上げて「収益」を増やすか、製品の規格を統一して流れ作業を行い「費用」を下げて利益率を大きくする。

まぁ、言葉で書くと本当に簡単なのですが、実践するのは大変難しいですよね…

お店が増えれば、借入金の利息などでさらに「費用」が増えてしまいますし、製品の値段はライバル企業がいるためなかなかなか上げられないし、流れ作業もとっくに限界まで行っているでしょう。

損益計算書から会社がもうかっているかどうかわかる!!

話を本題に戻しますね。ここで少し復習ですが損益計算書ってどんなものだったでしょうか?

損益計算書は、1年間のお店の経営成績を明らかにするための表です。

1年間の経営成績を明らかにする表なので、これで会社の利益をみることができます。

ではどうやって会社の利益を分析するか?

これはいろいろな方法があるので後日細かい分析方法は書こうと思いますが、その前提条件として大切なポイントを今日は1つだけ挙げます。

ポイントになるのは、同業他社の数値と比較することです。

1つの会社の損益計算書を見て「へぇ、営業利益も当期純利益も黒字だからこの会社儲かっているんだな」でも良いのですが、正直ちょっと味気ないです。

人間でもそうですが、他者と比べて初めてその会社の本質が見えてきます。

利益率を例に話を進めてみましょう。

利益率は「売上高」に対する「利益」の割合ですね。

A社の利益率が30%だったとしてこれは改善の余地があるかどうかわかるでしょうか?

この情報だけだと、なんとも言えませんよね?

利益率30%がどういう位置にあるかわかりません。

しかし、同業他社のB社の利益率が50%だったとしたらどうでしょうか?

同業他社なのに利益率が20%も違うのなら、A社はもう少し努力できそうな気がしないでしょうか?

このように、会社の利益を分析をする方法は沢山ありますが、同業他社と比較することでいろいろわかることが多いです。

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